たゆたう僕ら。

友情結婚したゲイのその日常

育てる事、即ち、育てられること。

今週のお題「現時点での今年の漢字」


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今年の一文字を1月に考えるというこの企画、
なかなか面白いなぁ、と思いました。

今年が始まって、まだ一ヶ月した経っていないのに、
今年の一年と言われましても…
と思ったけれど、

この『一ヶ月という期間』の積み重ねで、
一年になるわけだから、
蔑ろにしていいものではないんだよね。

そして、一ヶ月という短い期間であっても、
人も世の中も自分自身も、確実に前に進んでいる。

そんな一ヶ月を振り返って考えた
今年の一文字は『育』です。

この頃の僕は、仕事と勉強を頑張っています。

今までは、あまり無理せずに、
仕事も勉強もお気楽にやっていたのですが、
人が変わったように頑張るようになりました。
自分でもびっくりしています。

自分が変わることができたのは、
子どもという存在ができたからです。

子どもの顔を見ると、仕事の疲れが吹っ飛んで
「子どものために頑張るぞ」という気持ちが生まれて、
いくらでも頑張れてしまう。

世の中のお父さんたちが、携帯電話の待ち受け画像を、
子どもの写真にしている気持ちが本当によくわかります。

恋人ができた時もそうだったんですが、
大切な人ができると、どんな無理なことでも、
なんでもできるような、スーパーマンになった気分になるんですよね。

その、無限に湧き上がるエネルギーを、
正しく使うことができれば、
きっと自分を大きく成長させられるんだと思います。

僕は、子どもが生まれるまでは、
子どもは『育てる』ものだと思ってました。
実際、お世話をしたり、絵本を読んだり、
一緒に出かけたりしている姿を、周りが見たら
『子どもを育てている』というように目に映ると思います。

でも、僕自身に子どもが生まれてから感じたのはそうではなく。
子どもを育てていても、
それ以上に子どもに『育てられているな』と感じるのです。

仕事や勉強に一生懸命になれるのもそう。
子育てを通して、新しい知識を得ることができて、
様々な出会いがあって、世界を広げることができたのもそう。

子どもの存在が、自分を育てて、
成長させてくれていると心から感じるようになりました。

まさか、自分が子どもに育てられるとは思ってもいなかったので、
すごく不思議な感覚です。

子どもが生まれて人生が一変して、
今の自分には考えられないような出来事や、
苦難がたくさん待ち受けていると思います。

でも、環境が大きく変わったからこそ、
自分自身を大きく変えることができる、
今までとは一年になると思います。

結婚をしてからは、
本当にどこにでもいる普通の夫婦といった感じで、
セクシャルマイノリティならではの話って、
あんまりないのかもしれませんが、
これからも、友情結婚をしたゲイのその後のことを
書いていこうと思いますので、
よかったらご覧ください!