たゆたう僕ら。

友情結婚したゲイのその日常

『性別』と『色』に関する事柄について思うこと。

今週のお題「赤いもの」


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「赤いものって何かあったっけなぁ」
そう思いながら記事の内容を考えていたら、
使っている手帳も、マフラーも、椅子も赤なことに気が付いた。

自分では、あまり赤いものを選ばないと思ってたけど、
以外と持っているじゃないか。

こういうのを心理学で『カラーバス効果』と言ったりします。
特定のことを意識しながら生活すると、
そのことが目に留まりやすくなる。という現象。

自分の興味や、好きなものを意識して生活すると、
それを発見しやすくなり、自分にとって良い出会いが増える。
「引き寄せの法則」に通ずるものがあるかもしれない。

さて、色で思い出したんだけど、神戸市のニュース。

公園のトイレ、男女色分けせず 「性的少数者への配慮足りない」の声反映|総合|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)

ニュースの内容としては、
トイレの外装を市民投票で決めたところ、
『男性は青、女性は赤』が最多票だったが、
その案を撤回して『性別の色分けをしない茶色統一』にした。
理由は『性的少数者に配慮して』という事だった。

うーむ。
「性的少数者に配慮しよう!」
という考え自体はすごく良いと思うんだけど、
それと同時に「配慮の方法がちょっと違くない?」
とも思ってしまうんだよね。

確かに『男は青!女は赤!』みたいな決め付けはよくないと思う。

僕が小学生の頃は、当たり前のように、
『男の子はランドセルが黒、女の子は赤』だったし、
『鍵盤ハーモニカは男の子が水色で女の子はピンク』だった。

たまに、男の子がピンクを使っていたりすると、
からかわれるなんてこともあった。
(兄弟姉妹のお下がりを使っているとこの現象が生じたりする)

そんな感じで、色による決め付けは確かにあった。

僕は、個人の趣向に対して、
男だから、女だからという理由で、
否定することは間違っていると僕は思う。

男性がピンクの服を着てても、お人形遊びをしていても、
それは本人の意思なんだから、他人が否定できることではないと思う。

ただ、今回のトイレの話になるとどうなんだろう。

『男は青・女は赤』という色分けを撤廃した理由が、
性的少数者に配慮してとの事だったら、
じゃあ、アイコン(ピクトグラム)に関しても、
『男はズボン・女はスカート』なのは決め付けじゃない?とか、
『男・女』という表記も、
その他の性別に当てはまる人に配慮できていなくない?とか
思っちゃうんだよね。

突き詰めていくと、多機能トイレみたいに、
一部屋一部屋個室にすれば、
完全に配慮した状態になるかもしれないけれど、
コストや場所の面でそれは難しいことかもしれない。

自分の中での結論としては、
今まで通り、色もピクトグラムも、
変えなくて良いんじゃないかなと思う。

トイレの表記は、押し付けるためにあるわけじゃなくて、
分かりやすいように表記をしているだけだと思うからね。

ただ、これは自分がゲイというだけで、
自分自身を『男』と違和感なく思えるから、
そういう意見になるだけかもしれないけども。

今回のこの問題に関して、性的少数者の人は、
どう感じるのか、とても興味深いと思う。

僕の中では、多様性を認めるってことは、表記の問題ではなく、
「こうであるべき」と決め付けない考え方が、
大事なんじゃないかなと思う。


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