たゆたう僕ら。

友情結婚したゲイのその日常

プロポーズした時の思い出。

Twitterでご質問頂いた内容になります。
『プロポーズした方がいいかどうか』というご質問です。

『友情結婚』といっても、
ほとんどお見合い結婚みたいなものだったので、
プロポーズよりも先に結婚することが決まっちゃいまして。

「私と結婚してください!」というプロポーズって、
タイミングがすごく難しいですよね。
みんなどうしていたんだろう。

僕がプロポーズした時の思い出をお話ししますね。

僕たちは結婚する前から、
二人で一緒に結婚指輪を選びに行ったり、
婚約指輪を選びに行ったりしていました。

なので、あらかじめ指輪を買っておいて、
指輪を差し出しながら「結婚してください!」
みたいなことはしなかったですね。

(相手の好みとかもわからないしね…
身に着けるものは、身に着ける人が選んだ方が良いと思うよ)

婚約指輪を選んだ時に、
「どんなプロポーズに憧れる?」って相手に聞いていました。

「誕生日にレストラン夜景を見ながら、プロポーズされるのが夢だなぁ」

「よし!じゃあそうするね!楽しみにしてて!」

みたいな感じでした。

うーん。なかなかに出来レースでしたね。

レストランを予約して、食事をしているときに、
受け取っていた指輪を差し出してプロポーズという感じでした。

プロポーズの言葉も、
「一緒に幸せになろうね。改めてよろしく」みたいな感じでしたし、
「この料理めっちゃおいしいね」とか、
「今度は水族館に行きたいね」とか他愛のない話ばかりで、
サプライズも色気もないプロポーズでしたが、
プロポーズした時の日はよく覚えています。

お互いに仕事が忙しくて、
いつも仕事の合間に会っているような感じだったので、
一日中時間をとって、一緒にゆっくりデートができたは、
この日がはじめてでした。

この一日は、僕にとっては大切な日だし、
妻もいまだにこの日の思い出を話したりするので、
二人にとって大事な思い出になったと思います。

だから、僕はプロポーズして良かったと思っています。

あと、結構人に聞かれることが多かったです。
「どんなプロポーズしたの?」とか、
「どんな場所でプロポーズしたの?」とか。

結婚式の時も、
「プロポーズのエピソードを結婚式の司会で
 言おうと思うので、ぜひ聞かせてください!」
とスタッフさんに言われましたし、
意外ににもプロポーズことを聞かれることが多いです。

そして、プロポーズしたことによって、
「この人と一緒に生きていくんだ」という決意が生まれました。
プロポーズって人生において、かなり大きい誓いですしね。

今思うと、プロポーズは僕にとって、
たくさんの意味があったんだなと思います。

「した方がいいかどうか」というと、
プロポーズして欲しい人もいるし、
プロポーズして欲しくない人もいると思うので、
一概に「した方が良い」とは言えないのですが、
プロポーズした思い出はずっと残り続けるものだと思います。

そんなエピソードですが、参考になったら嬉しいです。

最後に。

そういえば「どんなプロポーズがいい?」と聞いたときに、
「フラッシュモブだけは勘弁してね」と言われました。

「いや、さすがにそこまでしないだろ」と思っていましたが、
世の中には、そんなプロポーズをして、
結婚をやめてしまったカップルもいるんですね…

プロポーズは自分がやりたいからするのではなくて、
あくまでも相手のためにやるものだと思うので、
相手の気持ちを汲み取ってあげることが一番大事なんじゃないかな。